
今回は、東京都の高級住宅地、世田谷区【成城五丁目 猪股庭園】を見に行ってきました♪
【猪股庭園】は、どんなところ?

1967年(昭和42年)(財)労務行政研究所の初代理事長をつとめた猪股猛氏が、60歳の時に夫婦で住む為に建てた木造平屋建の邸宅
数寄屋造りの名建築と、名庭師が手がけた庭園からなる旧猪股邸は、現在は世田谷区へ寄贈され一般公開されている
設計者である吉田五十八氏は文化勲章を受章した建築家であり、多くの建築作品を手がけた巨匠
主な作品は、
・吉田茂邸 (神奈川県大磯町)
・中村勘三郎邸(麹町)
・成田山新勝寺本堂
・岸信介邸 (静岡県御殿場市)
・秩父宮邸(港区元赤坂/現在の秋篠宮邸表公室棟)
・三越シルバーハウス(港区元世田谷区/三越の迎賓館として使われた洋館)
・在米日本国大使公邸(アメリカ・ワシントン)

吉田五十八氏は、太田胃散の創業者の第8子で、父58歳の時に生まれたので、五十八(いそや)という名前になったそうです
庭園は、京都にある世界遺産『銀閣寺』の庭匠であった田中泰阿弥が作庭

1月と8月は庭園保護の為、庭園路の散策はできないのでご注意ください
【猪股庭園】へのアクセス
〒157-0066 東京都世田谷区成城5丁目12−19
小田急線「成城学園前」駅下車 北口または西口徒歩5分


成城学園前駅から近いのも嬉しいです🎵
敷地の広さは564坪
【猪股邸】旧平面図(1967.8~1998.7)

【猪股邸】の主な見どころは?
武家茶道を嗜む猪股猛氏のこだわりが詰まった、風流で繊細なすっきりとした吉田流“近代数寄屋建築”
数寄屋造りとは?

”数寄”とは、和歌や茶道、生け花などの風流文雅を好むことで、”数寄屋造り”は書斎を中心とした武家住宅の書院造に、茶室要素が組み合わされている建築物です。
”数寄屋”は、母屋とは別に建てられた小規模な茶室
建物の広さは112坪
57年前の日本家屋に、バリアフリーを取り入れている

屋根を低くおさえたい“数寄屋建築”の常識に則り、猪俣邸は、主棟に2つの中庭を設け、小さな屋根を集めるという手法がとられた



中庭は、光を採り入れ、風通しもよくする効果もあるそうです!
癒し効果もありますよね〜

吉田五十八流”近代数奇屋のデザイン”が随所に施される


居間の南側の開口部では、雨戸・網戸・硝子戸・障子戸を全て引き込み戸におさめ、開放的な空間づくりを実現


この全ての戸が、引き込み戸にスッキリ綺麗におさまっているのが驚きでした!



箪笥部屋は、ウォークインクローゼットになっているのも近代的でした

昭和57年に増築された書斎と茶室





112坪もの、広々とした邸宅ですが、浴室は意外とコンパクトでした




さて、スタート地点の居間に戻り、メインのお茶室へと向かいます
居間から眺めた茶室


植栽の向こうに見える茶室へは、渡り廊下で行けるようになっています


見学のクライマックスは、長い渡り廊下を抜けた先にあるお茶室です♪
武士道精神を尊ぶ建主の心を反映する茶室


簡素な中にある静寂という日本特有の美意識を感じるお茶室は、特別な空気が流れるように思いました。





細部に渡り、重要な意図を持って設計されているのが分かり、大変勉強になりました♪
【猪股庭園】入園案内
〒157-0066 東京都世田谷区成城5丁目12−19
問合せ: (一財)世田谷トラストまちづくりビジターセンター
TEL 03-3789-6111
【開園時間】
開園時間:午前9時30分より午後4時30分まで :
【休園日】
毎週月曜日(※月曜が祝日の場合は次の平日)
年末年始(12月29日~1月3日)
【入場料】
無料
【駐車場】
なし

知る人ぞ知る名邸【猪股庭園】、希望者には詳しくガイドしていただけるので、建築に詳しくない方も楽しめると思います🎶
オススメですよ〜
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